Topics

原発事故の避難計画は国主導で策定し、規制委員会の審査対象に!

原発事故の避難計画は国主導で策定し、規制委員会の審査対象に!

山口和之は3月23日、環境委員会で質問に立ち、①化学物質と子どもの健康の関係を調べるエコチル調査、②原子力防災のあり方、③環境重視の東京オリンピック・パラリンピック大会へ向けた取り組み――などについて、政府の姿勢をただしました。

この中で、山口和之は、3月9日に大津地裁で高浜原発3・4号機の停止命令が出されたことを取り上げ、地裁決定が「自治体任せの避難計画づくりではなく、国家主導での避難計画が早急に策定されることが必要であり、その避難計画も視野に入れた幅広い規制基準が望まれる」としていることを指摘、「地裁決定が言うように、避難計画も原子力規制委員会の安全審査の対象とすべき」などと規制のあり方の見直しを迫りました。

原子力規制委員会は「規制委員会が策定した規制基準は原子炉の設置許可を行うためのもの。避難計画は地域の実情に精通した自治体が策定する。その課程では国がきめ細かく関与し、自治体を支援している」と従来からの見解を繰り返しました。