5月22日『ほじょ犬の日』に、衆院第1議員会館で「『ほじょ犬の日』啓発シンポジウム」が開かれました。超党派でつくる『身体障害者補助犬を推進する議員の会』で幹事を務める山口和之は、司会進行をいたしました。
会場には120名の参加者、そして盲導犬11頭、介助犬3頭、聴導犬2頭も参加。2020年に東京でオリンピック、パラリンピックが開かれることを踏まえ、各国から補助犬使用者を受け入れる際の課題や一人ひとりが出来ることについて、参加者全員で考えました。
また、全日本盲導犬使用者の会が取り組む啓発運動「ありがとう運動」の報告を、会長の郡司ななえさんから受けました。この運動は、鉄道のホームから転落して命を落とす事故が続いたり、盲導犬と一緒に店に入ろうとすると断られてしまうケースが多く、社会への理解が不足していることに危機感を感じた当事者らが始めた運動です。当事者が困っている時に助けてくれたり、声をかけてくれた人に対して「ありがとう」と自ら声をかけて、点字付きのオリジナルステッカーを手渡しします。当日のシンポジウムでも実際にステッカーを配り、参加者一同コミュニケーションを図り、会場には笑顔が溢れました。
身体障害者補助犬のさらなる普及啓発に繋がるよう、引き続き、補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)ユーザーさんや関係団体の皆様と現状課題などについて共に取り組んで参ります。