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【閉会中審査】マンションの基礎ぐいテータ流用問題などただす

参議院国土交通委員会は12月3日、閉会中審査を行い、山口和之も質疑に立ちました。山口和之はこの中でまず、マンションや施設の基礎ぐいデータの流用問題を取り上げ、再発防止へ向けた国土交通省の対応をただしました。その上で、「今回の事件は多重下請けによるチェック漏れや、工期優先という建設業界の構造的な問題が露呈したものであり、品質が第一というジャパンブランドをこれから世界に発信していくことを考えると、省としてしっかりと対応してもらいたい」と石井国交大臣に求めました。石井大臣は「建設工事の品質を確保することは極めて重要であり、再発防止策を早急に検討したい」と答弁しました。

続いて、今年9月に起こった関東東北の豪雨災害をとりあげ、国土交通省の治水対策が、越水が発生した場合でも堤防決壊までの時間を少しでも引き延ばす、いわゆる「粘り強い構造の堤防」の整備にシフトし始めた点を評価。「何年かけて総延長はどの程度整備していくのか」とただしました。これに対し、国土交通省は「具体的には今後検討する。上流の危険箇所から優先的に整備したい」との考えが示されました。